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サッカーコラムバックナンバー

アルゼンチンではサッカーで死んでいます。[サッカーコラム]

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今、アルゼンチンで暴力が深刻な問題となっています。

サッカーといえば、日本では日本代表で国じゅうがお祭り騒ぎとなったり、Jリーグでは地域に密着し、試合の日には大勢の家族連れが観戦、応援するといった平和的な光景が目に浮かびますが、世界には違う状況の国もいます。
アルゼンチンでは今、サッカーの世界で多くの人が亡くなるという事態に陥っています。「サッカーで人が亡くなる」というのは、昨年8月の試合中に突然倒れ、その後亡くなったスペイン・セビージャFCのアントニオ・プエルタや2003年のコンフェデレーションズカップ2003準決勝試合中に心臓発作で倒れ亡くなったカメルーン代表のフォエのような、病気や怪我が原因のものではなく、「殺される」というより恐ろしい事件が起こっているのです。
「殺される
といえば、1994年に銃撃され亡くなったコロンビア代表のアンドレス・エスコバルを思い出します。
エスコバルの事件では、ワールドカップでの自殺点が理由だと言われています。
また、このような事件は非常にまれな事件です。

しかし現在アルゼンチンで起こっている出来事は
『一般の人々が』『理由なく無差別に』殺されているという状態です。
なんとアルゼンチンではサッカーが公式に行われるようになって以来225人、ここ10年だけでもスタジアムの内外で50人もの死者が出ているという報告もあるのです。

私はアルゼンチンの代表チームやクラブチームが大好きで、アルゼンチンのサッカーが大好きです。技術の高さだけでなく、荒っぽいプレーも、ある部分での大雑把な所、選手・サポーターの熱さ、サッカーという文化の国における位置、サッカーと人との付き合い方など、どれも大好きで、日本の代表やクラブよりも注目し、応援しています。
また日本の代表やクラブに対して「アルセンチンのようになれば強くなれるのに」と思っていますが、唯一マネしてほしくないのが、このような凶悪な暴力事件です。

先日、ベレスのファンの青年や、幼い少女が、スタジアムに向かう途中に銃で撃たれ亡くなりました。
このような事件は、決して起きてはいけない事件なのですが、一向になくなりません。
通り魔的な事件の他、一部の凶暴なサポーターによる暴力事件も日常的に起きていると聞きます。
数年前、アルゼンチンは経済が破綻し、人々は非常に貧しい生活をせざるを得ない状況に陥りました。そんな中で唯一に希望であったのが「フットボール(サッカー)」です。

そのサッカー観るだけで殺されたり暴力を振るわれたりをするという事は、人々のわずかな光が閉ざされるという事なのです。

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フットボール(サッカー)に対して熱くなり騒いだりする事と暴力行為では、似ていますが全く別物であって、一線を越えてはいけない事です。
多少騒いで暴れたりしても、人に危害を加えてはいけないのですが、一部の人間は冷静に判断できないのです。
さらには暴れる事が目的で、フットボールを利用している者もいます。
これは決して人事ではありません。日本でもありうる事なのです。
2007年のクラブワールドカップの会場で私は、興奮し、警備員に暴力行為を働いている“日本人”を目撃しました。おそらく自分が熱くなっていて「かっこいい」とか「サッカーに熱い」という気持ちがあったのだと思います。
日本人でも、一部の人間が暴力行為を起こす可能性は十分あるのです。

ヨーロッパや国際試合の舞台では、昔に比べて年々ラフプレーに対して厳しくなっており、さらに暴力行為などは、2006年ワールドカップのジダンの事件を見てもわかるように、非常に厳しく、また敏感になっています。
それとは反対にアルゼンチンでは一向に暴力が無くならず、対策も十分に行えていない状況です。
世界にはアルゼンチンのような状況の国もあるのです。
これは、少なくともフットボールファンは知っておくべき事だと思いますし、一般の方にも知っておいて貰いたいことです。

[白石ニョッキー/オーマイニュース掲載]

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参考:2008年03月25日 スポーツナビ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0708/other/column/200803/at00016718.html

2008年03月21日スポニチ
http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2008/03/post_1043.html

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